タイ越境EC大百科
【タイ越境EC解説】インフルエンサーマーケティングを行う際の費用や注意点を詳しく解説
公開日:2022年09月08日 更新日:2022年09月08日
タイ越境EC大百科
公開日:2022年09月08日 更新日:2022年09月08日
「知識ゼロからわかる越境EC大百科」のタイでインフルエンサーマーケティングについて詳しく解説したページです。タイのインフルエンサーマーケティングを成功させるためのポイント・コツや費用感、メリット・デメリットなどを詳しく解説しています。
インフルエンサーマーケティングとは、Youtube・InstagramなどSNS上で影響力をもつ『インフルエンサー』に自社の商品・ブランド・サービスを紹介してもらうオンライン上のマーケティング手法の一つとなります。
企業が直接消費者にマーケティング活動を行うよりも、インフルエンサーならでは消費者に寄り添った視点でのアピールが可能であり、またインフルエンサーの属性に応じて、ターゲットを絞り込むことができるのもインフルエンサーマーケティングの魅力となります。
特に最近において、インターネット上に広告が溢れ、広告の費用対効果も頭打ちになっていることからインフルエンサーマーケティングが新たなマーケティング手法として注目されています。
タイにおいても、インフルエンサーマーケティングは主要なマーケティング手法となっており、タイでインターネット上で集客したい場合、物を売りたい場合、何かを認知させたい場合などは、欠かせないマーケティング手法となります。
本記事ではタイでのインフルエンサーマーケティングについて見ていきます。
タイでは、インフルエンサーが様々なSNS媒体を使用していますが、主に使用している媒体としては、以下のものがあります。
・Facebook
・Instagram
・Youtube
・Tiktok
・Twitter
基本的にはインフルエンサーの多くは複数のSNS媒体を組み合わせて、発信をしております。
タイで主要なSNS媒体となっているのが、Facebook・Instagram・Youtubeとなり、ほとんどのインフルエンサーがこれらのSNSを保有しております。
一方、Tiktok・Twitterについては、インフルエンサーのアカウント保有率がまだ少ないのが現状です。
具体的にインフルエンサーが使用している媒体の利用率は以下となります。
出典:弊社に登録しているインフルエンサーデータより(2022年8月時点)
この中でも最近インフルエンサーが力を入れている媒体がYoutubeとTiktokになります。
その理由として、FacebookやInstagramが画像・写真が中心であることに対して、YoutubeやTiktokは動画が中心となり、より詳細なレビューや情報配信が可能なためです。
特にYoutubeでの発信がかなり増えてきており、現在のタイにおいて最も費用対効果が高いインフルエンサーマーケティングとなっております(2022年8月時点)。
タイでインフルエンサーを活用する場合、彼らのフォロワーの数に応じて金額が変わってきます。
フォロワー数に応じて、トップインフルエンサー・ミドルインフルエンサー・マイクロインフルエンサー・ナノインフルエンサーなどと呼ばれ、呼び方の定義は、マーケティング会社によって異なりますが、概ね以下のようなイメージとなります。
図の上からフォロワー数が多く、金額も高くなっております。
金額感としては、概ね1フォロワーあたり、1.5円〜2円となります。
ゆえにトップインフルエンサーの場合、150万円〜、10万人のインフルエンサーの場合、15万円〜というような金額のイメージとなります。
トップインフルエンサー・ミドルインフルエンサーは、広い範囲で強い影響力を持つので、認知拡大や集客に効果を発揮することができます。
また、2次利用を契約することで、自社のホームページやLP・Facebookファンページなどに大体的に掲載することで広告塔として利用することもできます。
一方、ナノインフルエンサーは、素人さんに近い方なので、タイ人消費者に親近感を感じてもらえるのが特徴となります。
ナノインフルエンサーの活用の仕方としては、彼らのSNS内に自社の商品のレビューを投稿してもらい、レビュー対策、検索対策として利用するのが一般的となります。
・メリット1:ターゲティングがしやすい
・メリット2:消費者目線の情報を発信でき、信頼を得やすい
・メリット3:詳細かつ柔軟な情報発信ができる
・メリット4:半永久的なマーケティング資産としてウェブ上に残る
このあと各メリットについて詳しく解説いたします。
広告ではリーチできないターゲットに対して、インフルエンサーの属性に応じて情報を発信することができます。
インフルエンサーは、美容・健康・グルメ・ガジェット・ファッション・旅行・車・自己啓発など、それぞれのジャンルに強いインフルエンサーが存在しますので、自社がターゲットとしたい顧客の属性に合わせてインフルエンサーを活用し、情報を発信することができます。
企業発信の情報はどうしても企業側の主観的な情報になってしまいます。一方、インフルエンサーの情報であれば、消費者目線での発信となり、良い情報も悪い情報も客観的に発信することができます。
また、広告的要素が小さく、かつ情報受信者がインフルエンサーのフォロワーであるため、広告よりも圧倒的に信頼を得やすいというメリットもあります。
画像情報・動画情報・文字情報など様々な媒体を使用することで、自社の意向に合わせて柔軟な情報発信をすることが可能です。
また、動画や画像などの情報を駆使することで広告では伝えきれない詳細な商品の説明・使い方・レビューなどを伝えることができます。
特に動画であれば、かなり細かいニュアンスや実際の使用イメージなどを発信することができます。そうすることで、消費者が商品の具体的なイメージを持つことができ、購買意欲を掻き立てることにつながります。
各インフルエンサーの情報発信は基本的にSNS上で展開されるため、インフルエンサーが非公開にしない限り、半永久的にオンライン上に残ることになります。
タイの検索エンジンは99%がGoogleとなっており、Googleタイのアルゴリズムが動画・画像を上位表示させる傾向にあります。
SNSで投稿される情報は、動画・画像がメインとなるため、自社のSEO強化に繋がります。
・デメリット1:インフルエンサーの選定が難しい
・デメリット2:インフルエンサーのコントロールが難しい
・デメリット3:インフルエンサーのスキャンダルや炎上リスクがある
このあと各デメリットについて詳しく解説いたします。
インフルエンサーマーケティングが成功するかどうかは、フォロワーの属性・エンゲージメント率・商品との親和性・商品紹介の仕方・再生回数・コンテンツ自体の面白さなど様々な要素が絡み合い、事前に効果を予測するのは非常に難しいです。
期待以上に大当たりすることもあれば、大きく外すこともあります。
それゆえ、実際にインフルエンサーを利用した後でないと、費用対効果が分からないというデメリットがあります。
事前にインフルエンサーと詳細なすり合わせをしておかないと、自社の意図とはズレた表現になったり、自社がNGとしているセリフなどを入れてしまうことがあります。
特に動画の場合、一度撮影した後の取り直し依頼はインフルエンサーが嫌がることが多く、追加の費用を求められることもあります。
また、思わぬ体調不良などにより、期限までに成果物の動画・画像などが提出されないこともしばしば起こります。
自社のインフルエンサー経由の発信がうまくいった場合でもインフルエンサー自体のスキャンダルや他の投稿での炎上が起きた場合は、自社もその影響を受けてしまうことになります。
特にタイにおいては、ここ最近で影響力をつけたインフルエンサーも多く、過去の実績からそのインフルエンサーの信頼度を図ることが難しい状況となっております。
・インフルエンサーの選定を慎重に行う
・インフルエンサーと事前のすり合わせをしておく
・SNS投稿前に事前チェックをする
このあと各ポイント・コツについて詳しく解説いたします。
インフルエンサーの選定を行う際、可能な限り事前に情報を取得する必要があります。
例えば、Youtubeであれば、フォロワーの年齢層や性別など属性、直近の投稿がどれぐらい再生されているか、いいねがどれぐらいついているか、どのようなコメントがついているか、などを確認する必要があります。
また、過去の投稿で自社のイメージを損なうものがないか、過去の動画投稿内容から推測されるフォロワーの属性が自社のフォロワーの属性とズレていないかも確認しておく必要があります。
インフルエンサーが動画や写真を撮影する前に可能な限り、商品紹介のイメージ、アピールしてほしい内容、NGワードなど、自社の意向を伝えましょう。
ただし、注意点として、スクリプトレベルでのあまりにも細かい指示をしてしまうと、インフルエンサーが自分の言葉で説明できなくなり、不自然な投稿となってしまい、良い結果につながらないこともあります。
ゆえに大まかな方向性とNGワードを伝えておいて、後は本人の裁量に任せるのが良いやり方と言えます。
自社の意図と異なる投稿を避けるため、また思わぬ炎上を避けるため、SNS投稿前に事前チェックを行う必要があります。
特に動画投稿の場合は、セリフレベルでのチェック漏れが起きてしまうこともあるので、インフルエンサーの話している内容を文字起こしし、NGワードが使われていないかをチェックするのが無難になります。
タイでのインフルエンサーマーケティングについて解説しましたが、言うまでもなく、タイ人インフルエンサーとのやり取りはすべてタイ語になります。
ゆえに自社にタイ人スタッフがいない場合は、現地のインフルエンサーを扱うエージェントに、インフルエンサーマーケティングを依頼するのが無難と言えます。
弊社は、1000人以上のタイ人インフルエンサーと直接契約が可能となりますので、タイ人インフルエンサーを利用する際は、是非弊社にお声がけ頂ければと思います。
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