【台湾越境EC成功事例】アパレル商品の「広告のLPの改善」により顧客獲得費用が平均50%削減

台湾の人口は約2,300万人。2020年の一人当たりのGDPは約2,800ドル(世界31位)です。直近ではコロナ禍で世界経済が停滞する中、3.11%(世界8位)の高いGDP成長率を実現しています。
また、各国の物価水準を考慮して生活水準に見合った購買力を比較したランキングでは、日本を抜いてアジアで5位となっており、日本価格で商品が売れる土壌があります。共働きが多い・晩婚化・親と同居している人が多いなどで特に女性が自由に使えるお金が多いという特徴があります。

進出国：台湾
商材：レディースアパレル
価格帯：約8,000円
対象顧客層：30代~40代前半
実績：アパレル商品の広告に記事型LPを導入し顧客獲得費用（CPO）の改善

今回ご紹介する事例はアパレル商品の広告において、「記事型LP（ランディングページ）」を活用した事例です。
以下のように、1件の注文を獲得するのにかかった広告費（CPO）の改善に効果がありました。

「「記事型LP未使用時」⇒「記事型LP実施時」の平均の顧客獲得費用（CPO）の結果」

・顧客獲得費用（CPO）が平均50％削減（約2分の１）
※最大時は80％削減（約5分の１）

まず、「記事型LP」とは主に日本で健康食品等のLPで使われることが多く、Webメディアの記事のような読み物型のランディングページです。
記事型LPにすることで、ユーザーは違和感なく読み進めることができ、購買意欲を高めた上で購入ページに誘導することが可能になります。

化粧品や健康食品の案件では、台湾でも以下のパターンで広告配信をし、広告効果を上げることに成功しております。

「化粧品・健康食品の案件で広告効果の向上に成功した広告配信の流れ」

SNS等のバナー広告　⇒　記事型LP　⇒　公式ECサイト

記事の内容は、読者の商品に対する理解を深めて頂くことを目的に、特定のレディースシューズブランドの商品をレビューする内容を中心にしました。
実際に複数の商品を履き、パンプスやヒールの高い靴でも「履きやすい、疲れない、靴擦れしにくい」等の訴求をメインに消費者目線でレビューしました。
また、広告配信と同時期に記事内で紹介をした商品を対象に割引キャンペーンを実施し、読者の購買意欲を高めることを狙いました。

記事型LPの内容が適切で読者に商品の良さを伝えられたこと、そして配信同時期に割引キャンペーンを実施したことで、記事配信当日から多くの受注を獲得することに成功しました。
また、キャンペーンの実施中だけでなく、キャンペーン終了後も記事経由の受注を効率良く獲得出来ており、1件の注文を獲得するのにかかった広告費（CPO）の改善に効果がありました。

化粧品や健康食品の案件以外のアパレル商品にも記事型LPの導入が効果的であることを実証できたと言えます。

成功のコツは以下の通りです。

「成功のコツ」

「常に消費者の目線にたち、記事型LPを作成する」

今回の事例では、容量換算などで本商品の方がお得な価格設定にしたトライアル販売を行い、しっかりCRM施策を行った為、商品を気に入ってくれたユーザーの本商品移行が実現出来ております。

記事型LPはできるだけ文字数を抑え、限られた文字数で分かりやすく消費者目線で商品レビューを書きました。
また商品画像だけでなく、商品を履いた全身のコーディネート写真を掲載することで、読者により靴を履いた時のイメージが湧きやすいようにしました。
そして記事型LPの配信時期と割引キャンペーンの実施時期を合わせ、記事内でキャンペーン告知をすることで読者の購買意欲を高め、公式サイトへの遷移率を引き上げました。