越境ECの基礎知識
【台湾越境EC成功のコツ】WEB「認知系広告」活用の基礎知識とコツ
公開日:2022年03月17日 更新日:2022年09月08日
越境ECの基礎知識
公開日:2022年03月17日 更新日:2022年09月08日
認知系広告を活用した成功のコツは以下の通りです。
1.KOLのファン層を事前に確認する
2.事前にシナリオや台本を作成する
3.利用範囲や期間を確認する
台湾は、約2,300万人の人口を持ち、越境ECのマーケットは非常に注目を集めています。人口比率は漢族95%以上で、他に約2.3%少数民族約が暮らしています。2020年の一人当たりのGDPは28,000米ドルであり、シンガポール・香港を除く東南アジアと比較すると高い水準です。
台湾でのインターネット普及率は90%超えており、2021年時点で越境ECのマーケットは中国、アメリカに続いて第3位にランクインしております。
とても多くの認知系広告がありますが、ここでは代表的な5種類の手法を紹介します。
ここでいう認知系広告とは、パフォーマンスが測れるWebマーケティングによるディスプレイ広告等以外の手法の広告となります。
1.KOL(キー・オピニオンリーダー)の活用
2.youtube動画での紹介
3.LIVEでの商品紹介
4.テレビプレイスメント
5.ニュース番組での紹介
一般的なKOLの活用といえばタレントやインスタグラマーですが、アジアでは、権威のあるお医者様や大学の博士・専門家などもブログをやっていることが多く、そういった権威性のある方にプロモーションをお願いをすると機能性の高い商品では効果的です。
特にアジアの方は権威者の意見を大事にしますので影響が大きいといえます。
また、多くのマイクロインフルエンサーに商品を配り、口コミを書いていただくこともお勧めです。
マイクロインフルエンサーは依頼時のコストも比較的リーズナブルで中には正規商品のプレゼントだけでも口コミを記載してくださる方もいます。
1名1名のインパクトが小さくてもローコストで、多くの口コミの掲載ができれば商品名で検索をしたときに出てくるのでSEO対策にもなります。
近年アジアでも伸びてきているyoutubeでの紹介動画になります。
youtubeから直接的な購入は多くありませんが、youtubeを見てgoogleで検索して購入という経路で商品の購入に結びつくこともあります。
youtubeの紹介動画も様々な種類があり、「マンガ風の商品アピール動画」や「自作の商品紹介ショートムービー」、「一般の方が商品を箱から空け紹介をする動画」などがあります。
もちろん、有名なKOLやyoutuberに紹介してもらうという手法もよく活用されます。
中国では1日で数億売るライバーがいるということで話題になりアジアにLIVEコマースのブームが訪れました。
台湾においても同様で、「インスタライブで売る」「フェイスブックライブで売る」「ECサイト内のチャンネルで売る」という手法が多く活用されています。
台湾をはじめとしたアジアのLIVEコマースは日本よりも比較的長めに商品説明をしているという特徴があります。1つの長いLIVEの中で複数の異なるブランドの商品を紹介したりすることもあります。
バラエティー番組内やドラマの中で、自然な流れで商品の紹介をする手法のことを言います。
最近、台湾でもこの手法のプロモーションは増えてきました。販売色が強いわけではなくあくまで自然な流れで紹介をするため、価格や購入に至る導線の直接的な紹介はありません。
番組内で商品をを知った消費者は番組のWebページやFacebookの公式ページへ行き商品のの購入リンクを探して購入します。または商品のキーワード(例えば商品名や企業名)を検索して商品ページにたどり着きます。
日本ではあまり考えられませんが、ニュース番組の枠を購入することができます。
消費者としては、プロモーションだと思わずに見ているため話題性があります。うまく仕掛けられれば、効果的な口コミを醸成することもできます。
また、ニュース番組で紹介された動画素材は二次利用可能です。商品ページにニュース番組で紹介された動画を掲載をすれば商品の信頼力アップにもつながります。
成功のコツはズバリ
1.KOLのファン層を事前に確認する
2.事前にシナリオや台本を作成する
3.利用範囲や期間を確認する
女性のKOLだからきっと女性のフォロワーが多いと思っても実は男性のフォロワーが多かったり、また本人が一方的に発信していてフォロワーの反応が弱かったりと、フォロワーの数が多いから影響力が高いとは一概にはいえません。
・商品のターゲットに一致しているか確認する。(フォロワーからのコメント・フォロワーの年齢層や男女比の確認をします。)
・コメントの内容が好意的なコメントが多いか、商品の投稿に関するコメントもあるか確認する。
・競合商品などを多く扱い過ぎてないか確認する。
これらのポイントに注意してKOLを選定します。
商品のPRをKOL任せやテレビ局任せ、ライバー任せにするのではなく、事前にこちらのほうでしっかりシナリオや全体の構成を作成することが重要です。
中には指定されるのを嫌がり自分のやりたいように紹介したいというKOLや権威者もいますが、そういった時でもここの部分だけはアピールしてくださいとポイントを絞って依頼するのが良いでしょう。
全体の構成を先方にまかせっきりになってしまうと肝心のアピールしてほしいことを全く消費者に伝えてもらえずただ費用だけかかってしまったということになってしまいます。
広告を行った素材は、商品のページやバナー、記事などに活用したいものです。
日本では当然OKとされることでも文化の異なるアジアの場合はNGだということもあるので注意が必要です。
・撮影後の動画や画像はどのクリエイティブに掲載が可能か?
・記載不可能なワードはないか?
等、掲載できる媒体の範囲や期間をしっかり確認を行わずに進めてしまった場合、KOLや芸能人側のイメージが悪くなるため、掲載を下ろしてほしいなどと言われることがあります。
事前に細かく利用範囲や期間を確認し、すり合わせをしたうえで進めることをお勧めします。
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